火曜日のヤスオ

雨ゴロリです。
今週は「思い込み他者紹介」ということで、火曜日のヤスオさんを紹介させていただきます。

皆さんは、火曜日のヤスオさんを知っていますか?

✱✱✱

火曜日のヤスオ(本名・田村弥守雄)は、新潟県弥彦村で田村隆幸・菜々子の長男として生まれる。
隆幸の「弥彦を背負って立つ男に育って欲しい」と強い願いから《弥守雄(やすお)》と名付けられた。

父の思惑通り、弥守雄は名実ともに弥彦村の期待の星として崇め讃えられる存在となった。

1000年に一度、この村には《弥彦の力》を持つ子が生まれると言われており、まさにその力は弥守雄へと受け伝えられていた。
「また弥守雄がやってくれた!」
「弥守雄はこの村のホープじゃ!」

村の大人たちから向けられる羨望と期待の視線。
一方で、弥彦の力を持つ弥守雄は、村の子供たちからは虐げられる存在となってしまった。
弥守雄、まだ5つのときである。

子供たちから忌み嫌われる弥守雄。
この頃から、大人たちと向かい合い凄まじい勢いで世の中の理を吸収していくことになる。

「ねぇ、〇〇って知ってる?」

弥守雄は遭う人遭う人、知識を反芻するかのように問いかけを行う。
後に、《弥守雄の諮問》と呼ばれ、村人からは面倒くさがられる一方で、その問いかけを受けることが至高の悦びに感じるコアなファンも現れるほどであった。

弥守雄は15歳の頃、村を飛び出した。
弥彦の力で、北陸地方のボウリング大会では賞を総なめするも、《必ずスペアを取れる弥彦の力》に弥守雄は限界を感じていた。

「東京で一旗上げちゃる!」

弥守雄は、母・菜々子にそう約束して自転車に跨り東京を目指した。
父・隆幸は結局姿を見せてはくれなかった。

途中、芸人志望のようへいと出逢う。
ようへいの「知ってるか?タバコ吸うと背が伸びないんだぜ。だから…やめろって!やめろって!千葉ロッテ!!」という大ボケが、弥守雄にはとても新鮮で衝撃だった。
大の喫煙家であった弥守雄はタバコをやめた。

あの弥守雄がタバコをやめたんだ。

そのお陰もあって、ボウリングのスコアは日に日に上がっていった。

そして、板橋区ジュニアボウリング大会。
大会当日、アレのやり過ぎで不運にも聞き手の人差指を複雑骨折してしまった弥守雄であったが、痛みに耐えて投げ切り、辛くも優勝を手にする。
人々はその勇ましく猛々しい弥守雄の姿からあのキャラクター(
)を彷彿し、弥守雄は《板橋のブランカ》とも呼ばれるようになったのであった。

大会後、入院を余儀なくされた弥守雄であったが、病院の看護師に弥彦の力を使ってスペアしてしまい、彼女が替わるという前代未聞の不埒な出来事は、いまだに板橋区内では有名な話である。

今、弥守雄は人生の岐路にいる。
「スペアばかりを狙う人生でいいのか」
自問自答を繰り返す日々。

最近は弥彦の力をセーブしている。
セーブ時のハイスコア92 。
…ド下手!w

今、弥守雄は人生の岐路にいる。

✱✱✱

いかがでしたか?
ヤスオさんの壮絶な人生。

弥彦の力に頼らないでももう大丈夫。
看護師の奥さんに毎日ストライクやってるんでしょ?

これからもヤスオさんを応援してます!

でも実は私、ヤスオさんに会ったことないんですけどね( ͡° ͜ʖ ͡°)

金曜日の雨ゴロリ

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